ゲイのカップルが代理母出産で赤ちゃんを授かる

不妊治療が進むと、一度聞いただけでは頭の中で???がなかなか収まらない出来事に出くわす。イスラエル人のゲイカップルがインドのムンバイで代理母出産を試み、男の子と女の子の赤ちゃんを授かったという。カップルそれぞれの精子を採取し、1人のインド人女性から卵子の提供を受け、それぞれの精子を受精させた後に、その受精卵を別のインド人女性の代理母二人の子宮に戻し、ユダヤ教徒にとってとても縁起深い日・・・5番目の月の5番目の日の5番目の曜日・・・5月5日の金曜日に二人の赤ん坊が同時に生まれるように調節してもらい、1人目の出産からわずか27分後に二人目が生まれたという。このカップルはどうしても二人の遺伝子を受け継いだ子供をと考え、こういった手段を選択したそうだ。

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インドは今や不妊治療のメディカルツーリズム先進国だという。技術的に安定しているうえに、代理母を希望する女性が多く、何といってもアメリカなどの先進国と比較して医療費が圧倒的に安い。先の例も出産日調整のために母体にかなり負担を強いたようだが、それでも貧困層が多いとされる代理母にとっては健康を多少リスクにさらしてでも、もらえる報酬の高さを考えると不満は出ないという。要するに患者の多様な要望、先進国では無理めなリクエストにも対応できる環境が整っていると言える。不妊に悩むカップルだけでなく、子供が欲しい同性愛カップル、特にお金のある外国から積極的に患者を受け入れているそうだ。しばらく前に、ある日本人夫婦がインドで代理母出産を依頼した後に離婚して、生まれた赤ん坊の引き取り手がいなくなったというニュースが流れて話題になった。

とてもセンシティブな問題がいくつも重なっているようで、不勉強もあってなかなか捉えどころのない事がらだが、みんながハッピーであるなら、と思う。しかしこういった産科医療に対する高い実績と評価がある一方で、インド国内ではこういった事件も起きている。

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インドでは懐妊中の胎児の性別判定そのものが違法なのだ。違法とはいえ胎児のスキャンと性別判定は、インドではもはや特殊な難しいものではないのだろう。簡単にできてしまうことが法律で禁じられていて、このような悲劇に発展してしまう。本当に何といっていいか、分からない国だ。

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コメント: 1
  • #1

    悪魔 (火曜日, 08 4月 2014 11:26)

    おかしい