ムンバイまで移動


 

Boisarの宿はとてもひどかった。シャワー・トイレは部屋の外の共同で、ベッドは南京虫だらけ、おかげで夜は全身かゆくてろくに眠れなかった。1泊目で懲り懲りだったのだが、ほかに宿を探しに行く気になれず、またKasa周辺をブラブラするのに時間を費やすことを優先したため、結局我慢して3泊した。しかしKasaに行く途中で、バスの中からいくつかホテルを見かけた。それはKasa近くに南北に走る国道48号線があるのだが、その通り沿いにあるAshoka hotelだ。何階建てかの建物だった。次回来るときはここに泊まってみよう。付近にはApsara hotelというのもあるが、どうもここはレストランだけらしい。

 

Google mapで見ると、Boisarはマハラシュトラ州北部のアラビア海に近い町だ。ここからムンバイまではずいぶん距離がありそうだが、Dahanuに行くときに使っていた郊外列車を使うと、わずか2時間半ほどでムンバイのアンデリという駅に到着した。今回はムンバイを観光する予定はなく、素通りして空港からバンガロールに飛ぶことにした。ムンバイはインドの他の都市と違い、空港が市の中心部にある。アンデリという駅前から空港までバスが出ているのだという。地図を見るとなるほど、空港のすぐそばに電車が通っていて駅もある。

 

電車に乗ってアンデリの駅に降り立っても、大都会に来たという実感はあまり感じられなかった。ここまで来る間の駅も、インドの田舎然とした駅の連続だった。駅前のバスのたまり場のようなところで尋ねると、バスナンバー308と337と、親切にも紙に書いて渡してくれた。空港には20分ほどで着いた。

 

Andheriの駅前。さすがにマックでもなんでもある。
Andheriの駅前。さすがにマックでもなんでもある。