2/23 ●インドマイトリの会で支援をしている学校に同行する 2

今日は合計4校を回った。タタガットパブリック小学校は校庭が広く、ところどころに大きな木がはえてて、のどかな田舎の学校という雰囲気だった。新しくできた校舎を覗いてみると、たまたま生徒がいなかったので中で照度を測らせてもらう。8か所測定して最低は65lux、最高は窓際の854lux、100lux以下は2か所、101~200luxが3か所、400lux台が1か所、700lux台が1か所、800lux台が1か所だった。窓際だけは数字が出るが、見た感じの印象としては正直言って薄暗い。しかし壁の色が明るいので、時間帯によっては窓から日光が射して明るくなるかもしれない。面積はマルティバンディ小学校と同じく46平米だった。

タタガットパブリック小学校に新しくできた校舎
タタガットパブリック小学校に新しくできた校舎

そのあとマルティバンディ小学校を経てジーワンジョーティ小学校に行った。ここは登録児童数が確か180人ほどと聞いたが、30人ほどしか生徒が来ていない。校長先生も来ておらず、まだ20歳前後の、若い女の子と言える年頃の教師が対応してくれるが、なんとなく子どもたちも不憫に思える。校長先生は女性で、最初は教育への情熱に駆られて自費を投じて学校を建てて始めたものの、体の調子を崩したりして、なかなか学校運営もままならないらしい。

 

以前は農村地区には学校そのものが少なく、この学校のように一部の篤志家が私財を投じて学校を開設し、社会的に大きな役割を果たしてきたに違いない。しかし現在のように公立学校も増えてくると、こういった私立学校の役割も変わってくるのではないだろうか。授業料が無料で給食も出る公立学校に貧困層の子供が流れるのは、時代の流れだ。むしろ私立学校は公立学校にない特色を打ち出せるように、マネジメントを強化していく必要があると思う。1人の篤志家の情熱だけに頼るのではなく、いつ誰が倒れても、抜けても支障がないように、マネジメント能力のある複数のメンバーで学校を運営していくような体制にしないと、子どもも学校に信頼を置けないのではないだろうか。

 

             →Spin Off  岐路に立つ私立学校運営 

 

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ジーワンジョーティ小学校
ジーワンジョーティ小学校